本
死神とミステリー
このページで紹介するのは優しい死神の飼い方・黒猫の小夜曲という2冊の本です。
この本は知念実希人さんによるミステリー小説です。
しかし普通のミステリーとは一味違い、この本は少し現実離れした話となっています。
なぜならこの本は死を目前としている人やすでに死んでいて地縛霊となった人たちの未練を動物の姿をした死神が解決するという話だからです。
内容は現実離れしたものですがしっかりとしたミステリーに仕上がっています。
ファンタジー的な要素も多くありますが、かなり現実的な話も含まれていて、さらにミステリー的な要素もあり、様々な要素がミックスされている内容になっていて非常に面白いです。
もちろん知念実希人さんの作品の特徴である医学的な要素も含まれています。
必ず泣ける・・・
人の死を多く扱っている作品ですが、作品全体の印象は非常に明るく楽しい話になっています。
主人公である死神やヒロインのキャラクターが非常によく、笑える部分もたくさんあります。
しかし楽しいだけの物語かと言えばそうではなく人の死を扱う物語ということもありこの作品のラストは切ない結末を迎えることとなります。
この切ない結末にあなたは思わず涙してしまうでしょう・・・。
死をテーマにしながらも楽しい作品となっていますが、だからこそ読む人に死というものを改めて深く考えさせる作品となっていると思います。
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