作家:知念実希人
作家の知念実希人さんを紹介します。最近この作家の作品をよく読むのですがどの作品も面白い。知念実希人さんは作家でありながら現役の医者でもあるため医学に関する知識を生かした作品を多く出しています。
医学に関する内容と聞くと難しそうに感じるかもしれませんが全くそんなことはなく知念実希人さんの作品は読みやすい内容が多いです。
医学に関する内容はそこまで難解な内容はなく理解しやすいものとなっています。
そして文体が非常に現代的で若い人でも読みやすくなっています。ラノベ的な展開があるところも面白いところです。
「屋上のテロリスト」
この作品は知念実希人さんの作品の中で初めて読んだものです。
この作品は実は全く医学に関する内容がなく知念実希人さんの作品の中でも少し変わった作品となっているようです。
「100回騙される」という帯の宣伝に目が引き購入したのですが100回は騙せれませんでしたが非常に面白かったです。
戦争がきっかけで東西に分かれた日本が舞台で主人公がそんな日本を壊してしまうとテロを企てる女子高生に巻き込まれるというかなり変わった内容ですが壮大で緊張感のある展開が続き最後には感動のラストが待っています。
ラノベ的な要素が豊富なので若い人にとっては読みやすいと思います。
螺旋の手術室
次に読んだのがこの作品です。タイトル通りこの作品では医療に関する内容が多くなっています。ですが、簡単に理解できる内容なので問題はありません。
医者である主人公が同じく医者で教授選候補の父親を手術するのですがありえないような手術ミスで父親は亡くなってしまいます。その後、教授選の関係者が次々と不審な死を遂げていることを主人公は知り、その真相の調査を始めるという話です。
この作品は本格的な医療ミステリーとなっていますが、ラストの怒涛の展開には驚きます。
あらすじでは重い内容のように感じるかもしれませんが、思わず笑ってしまうところもあり意外と読みやすくなっています。
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