東京オリンピックと野球 少ないチーム数と道のり

東京オリンピックで野球復活

 東京オリンピックで野球が復活します。とはいってもすでに大半の人は知っていることだと思います。野球が復活した理由は覚えていますでしょうか。

 もともとは野球は2020年のオリンピックで復活が確実視されていました。2020年の大会に新たな競技を入れるために外す競技を決める投票でレスリングが選ばれたことで状況がおかしくなりました。

 野球は復活してほしいがレスリングが無くなるのはまずいということで日本は野球の復活は諦め、レスリングの復帰を応援することになりました。レスリング協会や日本をはじめとするレスリング強豪国の必死に活動により次の投票で何とかレスリングはオリンピックの競技としてとどまることとなりました。それと同時に野球の復活はほぼ絶望的となりました。

 しかしどうしても野球をあきらめきれない日本はどうにか野球を復活させようということでいろいろと掛け合った結果、開催国がその大会だけにかぎり競技を追加できるということになりました。

 そして野球が復活することとなったわけですが、ただでさえ夏季オリンピックは種目数が限界に近いのにさらに種目を増やすのはきついのではという印象です。

わずか6チームの戦い

 以前野球が正式種目だったときは8チームの戦いとなっていました。

 そして東京オリンピックでは2チーム減って6チームの戦いとなります。オリンピックの宣伝では「選ばれし6チーム」ということになっていますがオリンピックという世界一を決める舞台でたった6チームしかいないというのは少し違和感を感じます。

 6チームということは半分のチームはメダルを得ることができることになります。

 この6チームはどのようにして選ばれるのでしょうか。

 まず1チーム目は開催国・日本です。

 そして他のチームは予選を通過する必要があります。

 まず最初の予選となるのが2019年開催のプレミア12。プレミア12は世界ランキング上位12位までのチームが出場できる大会です。

 この大会のアメリカ大陸の国の1位とアジアの国の1位(日本を除く)のチームがオリンピックに出場することが決まります。。

 いきなり難しいですね。

 次の予選がアフリカ・ヨーロッパ予選。とても範囲が広いですがあまりこちらの地域は野球が盛んではないのでこうなってしまうのでしょう。この大会はヨーロッパ野球選手権という大会の上位5チームとアフリカ野球選手権の優勝チームが参加します。そしてこの大会で優勝したチームがオリンピックに出場できます。

 次の予選がアメリカ大陸予選です。この大会は8チームが出場し、優勝チームがオリンピックに出場できます。

 最後の予選がインターコンチネンタル予選。この大会には6チームが出場し優勝チームがオリンピックに出場できます。この大会に出場する6チームの内訳はややこしいので省略しますが、全世界でまだオリンピック出場を決めていない強豪が参加します。

 といった感じで結構複雑ですが、簡単に言えば日本とアジアから1チーム、アフリカ・ヨーロッパから1チーム、アメリカから2チーム、世界から1チームといった内訳です。

 予想では日本、アメリカ、韓国、オランダ、ドミニカ、キューバです。

順位予想

 日本はあまり良い成績を残せていないという印象ですが日本開催ということなので少なくとも決勝まではいけるのではと考えています。

 ということで金メダルか銀メダル

最後に

 野球がオリンピックで行われることはうれしいことですがそこまで無理して復活させる必要があったのかとも思います。

 でももう復活することは決まっているので全力で楽しみたいです。
 

 

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