モンテクリスト伯の第2話
細かい設定でおかしな部分がありましたが、それらが無視できるほど面白い内容でした。第2話のラストで主人公・紫門暖はモンテクリストとなりようやく題名の意味が分かりました。
素晴らしい復讐が見どころとなっていますが次回からようやく復讐が始まるようです。
第2話の内容
2017年。守尾英一郎(木下ほうか)の息子守尾信一郎(高杉)は父の跡を継ぎ守尾漁業の社長となっていたが守尾漁業は多額の借金により倒産の窮地に追い込まれていた。
そして、ぼろぼろの姿の紫門暖(ディーンフジオカ)が漁師町に帰ってくる。
暖は実家があった場所を訪ねる。その場所には高い壁でおおわれていた。暖は壁をよじ登り中を見ると実家は取り壊されていた。
驚きで壁から落ちてしまう。そこに信一郎が通りかかり暖を助けようとする。暖は信一郎に紫門の家がなくなっている理由を聞く。暖の母・恵(風吹ジュン)は暖が捕まった影響で家にこもるような生活を続け餓死に近い状態で亡くなっていた。そのため住む人がいなくなり不動産業を始めた神楽(新井浩文)がこの土地を買い取ったという。神楽は現在不動産業で成功を収めていた。
暖はこの話を聞き再び倒れこみ暖の回想が始まる。
2011年。暖はまだ地下牢に閉じ込められていた。閉じ込められてから8年が過ぎ死が近づきつつあった。
ある日突然牢獄の床に穴が開き男が出てきた。しかし外国語で間違えたと言いさらに日本語で告げ口するなというとすぐに戻ってしまった。
暖は穴に入り男に会いに行く。その穴はその男の牢獄につながっていた。その男の名前はファリア真海という人でその国の元大統領だった。
暖はファリアに自分が捕まった理由を聞く。
ファリアは入間という投資家が関係していると話す。そして暖は例の手紙を預けた入間公平がその息子であり、公平が暖を父親の身代わりにしたことを知る。さらに例の手紙の存在を公平に伝えたのが神楽であることに気づく。
ファリアは長年脱獄のために手製の道具で穴掘りを行っていた。
暖は穴掘りを手伝わせてほしいと頼む。ファリアは最初は断るが結局折れて協力することになる。
二人は長年穴掘りを行っている間に確かな信頼関係が生まれ、互いに親父、息子と呼び合う関係になる。また暖はファリアから多くの知識を得る。
数年後ついに穴の向こうから波の音が聞こえる。
暖は喜びファリアにこのことを伝えるがファリアは命が尽きる寸前まで来ていた。ファリアは最期にあるものを暖に託し力尽きる。
しばらくすると看守がやってきてファリアが死んでいることを確認し遺体を袋に入れる。
暖は看守のすきを突き袋の中のファリアと自分を入れ替える。
看守たちは袋を海に投げ飛ばす。袋は海の底へ。暖は袋を破り大海原へと泳いでいく。
回想が終わり暖は守尾漁業の事務所で寝かされていた。その事務所にあった写真から暖の実家のあった場所の近くで自分を助けたのが元社長の息子であることに気づく。
しばらくすると信一郎が戻ってくる。信一郎は暖のことは覚えてないようである。
事務所の外に出て信一郎から漁船を見せてもらっていると暖の昔の知り合いが船から降りてきたため暖はいつかお礼をさせてもらいますとだけ言うと逃げるように信一郎のもとから去っていく。
暖は次にすみれが経営していた喫茶店に向かう。喫茶店はまだ営業していた。しかしお店を切り盛りしていたのはすみれではなく見知らぬ女性だった。
その女性からの話で暖はすみれが有名な料理研究家になっていることを知る。そしてすみれは人気俳優となった南条幸男と結婚していた。
しばらくするとそのお店に寺角類が現れる。
寺角はしつこく暖に絡み店を追い出される。
暖は寺角に自分が無実の罪で捕まった事情を聴こうと追いかけて寺角を脅しながら話をさせる。
寺角は暖のことには気づいていない様子でなぜ男が暖のことを聞こうとするかわかっていないが脅されるので話をする。
寺角によれば神楽は例の手紙のことを公平に伝えようとしていた。神楽はそのことを幸男と寺角に話した。そして実際に伝えたのが幸男だった。幸男は暖からすみれを奪おうとしていた。
翌日、信一郎は英一郎の病室を訪れる。英一郎は病気のため会社を離れていた。信一郎は会社が倒産すると話す。
信一郎と入れ替わりで暖が英一郎の病室を訪れる。しかし英一郎は暖のことは覚えていなかった。
そして暖はあることを決意する。
ファリアは暖に莫大な隠し資産を託していた。
暖はシンガポールの銀行を訪れる。ファリアから聞いたパスワードと口座人名義を銀行員に伝える。その口座には莫大な資産があった。
数か月後。英一郎は亡くなりその葬式が行われていた。この葬式には幸男、すみれ、神楽そして入間公平も訪れていた。
信一郎は守尾漁業の事務所を訪れる。守尾漁業はすでに倒産しており信一郎には1億円の負債が残っていた。すでに整理がすんでいた事務所に暖に貸したままであった服がかけられたいた。その服には手紙とともに1億円の小切手が入っていた。信一郎は外を見るが暖の姿は見えなかった。
海の近くでは神楽と幸男が話していた。するとある男が現れ二人の会話を遮るようにしゃべり始める。その男はモンテクリスト真海となった暖だった。暖は神楽と幸男に挨拶するが二人は暖のことには気づいていない様子である。
その後、暖は自分が所有する船に乗り込み帰っていく。
すみれはたまたま暖が船乗り帰っていく様子を見ていた。すみれが暖に気づいているのかはよくわからない。
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