高度経済成長期
日本は敗戦直後は非常に貧しい状況でした。
しかしアメリカの占領政策が転換されたことにより、日本は高度成長期を迎えることとなりました。
アメリカが占領政策を転換させた理由は冷戦です。東側諸国と対抗するためにも日本には西側の有力国となってもらう必要があったのです。
高度成長期といってもその期間でずっと好景気だったわけではなく不況の年もありました。
そのため高度成長期中は5回の好景気に分けることができます。
今では全く考えられませんが、高度経済成長期中では経済成長率が10%を超える年が何年もありました。
高度経済成長期を経て、日本はアメリカに次ぐ世界第2位の経済大国となりました。
特需景気
1950~1953
特需景気は戦後初めての好景気です。
特需景気が起きた理由は朝鮮戦争です。
戦争が起きるとなれば多くの物資が必要となります。そしてこの朝鮮戦争も例外ではありませんでした。
日本は朝鮮に近いということもあり、アメリカは多大なる物資を日本に注文しました。
おかげで大量のドルが日本にもたらされ、日本に好景気が訪れました。
神武景気
1955~1957
朝鮮戦争が終わり特需景気は終わりを迎えます。
神武景気が始まった理由は貿易の拡大などです。
あの有名な言葉「もはや戦後ではない」はこの期間で登場しました。
岩戸景気
1958~1961
神武景気の後の好景気が岩戸景気です。積極的な設備投資がこの好景気を生みました。
あの有名な政策、国民所得倍増計画はこの期間で出されました。
オリンピック景気
1963~1964
オリンピック景気はその名の通り1964年の東京オリンピックの開催がきっかけの好景気です。
オリンピック開催に合わせて、新幹線が開業したり、多くの高速道路が作られたりと交通網が急速に整備されたことにより景気がよくなりました。
しかしオリンピックが終わると翌年は不景気となりました。
いざなぎ景気
1966~1970
いざなぎ景気は最も長い期間の好景気となりました。
この期間で国民総生産は2倍となり、ドイツを抜いて世界第2位の経済大国となりました。
順番
特需景気→神武景気→岩戸景気→オリンピック景気→いざなぎ景気
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