最新技術パスレイトレーシングが遂に登場
昨年のRTX40シリーズが発表された説明会でRTX40シリーズで利用できる目玉機能の一つとして紹介されていたパスレイトレーシングがついにサイバーパンク2077に実装されました。パスレイトレーシングはportal rtxがゲームでの実装は初めてでしたが、これに続いて2番目の登場となります。実装の予告は昨年の9月からされていましたので、思ったより長くかかった印象です。パスレイトレーシングの細かい仕様はあまりよくわかりませんが、この技術を利用すると、従来のレイトレーシングよりも光の加減がよりリアルになるようです。DLSS3はRTX40でしか利用できませんが、パスレイトレーシングは一応レイトレーシングが利用できるGPUであれば使える機能なので、RTX3080tiユーザーの私は実装を心待ちにしていました。
RTX30ではあまり機能していない?
サイバーパンク2077のアプデを済ませ、グラフィックの設定欄を確認するとレイトレーシングの項目にパスレイトレーシング機能のON/OFFの設定が追加されていました。DLSS3はRTX30だとそもそも利用できませんが、パスレイトレーシングは設定可能でしたので早速ONにしてどれくらい変化があるか確認してみました。
その結果としては正直違いがよくわかりませんでした。違いが判らなかった原因としては、そもそもパスレイトレーシングが大した技術ではない可能性と、RTX3080tiでは十分この機能を体感できない可能性があります。パスレイトレーシングをONにしても、フレームレートが対して変化していなかったので、機能していなかった可能性は高いと考えています。RTX40とRTX30ではレイトレーシングの性能を決めるRTコアの性能も大きく変化していますから、パスレイトレーシングを機能させるにはRTX40シリーズのRTコアでないといけないのかもしれません。