コーヒーが冷めないうちに
先週から映画「コーヒーが冷めないうちに」の公開が始まりました。
この映画は川口俊和さんの同名小説を映画化したものです。
この作品はとにかく4回泣けることを宣伝で強調していますが本当に4回も泣けるのでしょうか?
4つのストーリー
この作品は基本的には一つのストーリなのですが細かく分けると4つのストーリーがあります。
過去に未練を持つ4人が不思議な喫茶店で過去へ戻ることになります。
つまり4回泣けるということはこの4つのストーリー全てが泣ける話だということです。
最初の話は泣けない
最初のストーリーは思いを伝えられなかった男性に過去に戻って思いを伝えたいという女性が過去に戻るのですが残念ながら全く泣けませんでした。
早くも4回泣けますという宣伝が疑わしいものになってしまいました。
泣けるかもしれない中盤
最初のストーリーは泣けませんでしたが、喫茶の常連客が過去へと戻る2つ目、3つ目のストーリーは最初のストーリーと比べれば感動的でした。
中盤の二つのストーリーに関しては泣ける人は泣けるかもしれません。
感動の熱は醒め、ラストへ
中盤は感動的な内容が続くため、見ている人は思いを高まらせることでしょう。
しかし、中盤を終えて思いが高まったはずなのに、ラストは号泣とはなりませんでした。
それはなぜかと言えば、中盤を終えた後、それまでとは少し趣旨のかわった話が始まりこの部分で感動の熱が醒めてしまうからです。
最後のストーリーは映画の中で謎だった部分が解明されるので、「へー」といった思いにはなりましたが、感動とは程遠いといったところでした。
なぜ中盤の感動を断ち切るようなストーリーを入れてしまったのかはいまだに謎です。
最後に
宣伝では4回泣けるということでしたが、結果は良くて2回泣けるといったところでした。
泣くことはないかもしれませんが、映画の幻想的な雰囲気は非常によく、話は面白いですよ・・・。
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