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今村昌弘最新作「魔眼の匣の殺人」の感想

「屍人荘の殺人」で一躍有名に

今村昌弘さんの最新作である「魔眼の匣の殺人」がついに発売されました。今村昌弘さんは「屍人荘の殺人」で鮎川哲也賞を受賞しこの賞の特典として同名の小説が出版され作家としてデビューされました。

そしてこのデビュー作が大ヒットとなり今村昌弘さんはミステリー界で注目集めることになりました。

続編は前作を超える面白さ

1作目の出来がよくても2作目も面白いとは限りません。「魔眼の匣の殺人」に対しても正直前作ほどではないのではと思っていたのですがいい意味で期待を裏切られました。「魔眼の匣の殺人」はまさかの前作を超える面白さでした。

今作も衝撃の展開の連続

前作はいきなりあれが大量発生したり、主要人物と思われたあの人が序盤であれにやられてしまったり、とにかく描写が妙にリアルでグロい殺人現場だったりとホラー小説かと思うくらい恐ろしく衝撃的な展開ばかりでしたが今作は前作以上に衝撃的でした。

今作は前作のあれ(○○○)ほどのインパクトはないですが今作の後半はまるで殺人ゲームのような展開になるので次はだれが死んでしまうのかという恐ろしさを感じました。

特にあの人が殺された時の恐ろしさと切なさは言葉にできません。

さらに物語の終盤にはさらなる驚きが待ち受けています。

シリーズ第3弾の発売も確定

少しネタバレになりますが「魔眼の匣の殺人」の最後のページでは次回に続くようなことが示唆されているのでしいーず第3弾が出ることはほぼ確定と言えるでしょう。今作は前作をこえる出来だったのでシリーズ第3弾の発売が今から楽しみです。