南北朝時代
また南北朝時代です。この時期はいろいろあって面白いので多分また取り上げます。
日本史Bの常識~十二~
問:室町幕府成立後、足利尊氏と足利直義の兄弟は両者の長所を生かし分担して政治を行っていましたが徐々に対立が始まりました。この対立から始まった二人の権力争いの名称を答えなさい。
日本史B:観応の擾乱
中学歴史:まず直義がわからない・・
室町幕府成立
室町幕府の初代将軍は足利尊氏ですが幕府成立当初は尊氏と弟の直義がそれぞれ分担して統治を行っていました。兄弟ということもありこういう体制をとったのかもしれませんが、やはりこういうやり方ではうまくいきません。しばらく時間が経つと表面化はしないものの対立関係が生まれていきました。
対立が表面化した原因は尊氏の部下の高師直と直義の関係の悪化です。高師直は直義を邪魔に思い尊氏に直義をやめさせます。
幕府内には尊氏派と直義派があり直義がやめさせれたことに当然直義派は黙っていません。
争いの始まり
足利直義がやめさせられたことで権力争いは戦いとなりました。直義自身や全国の直義派が挙兵し全国的な争いとなります。この時直義は南朝方につきます。
直義は高師直を倒し、尊氏と和解し、将軍は尊氏ですが直義が実権を握ることになります。しかし直義の政治主導法には不満が噴出しました。結局直義は幕府を去らざるを得なくなりました。
直義を邪魔に思ったのか尊氏は直義を倒すことを決意し挙兵します。直義は鎌倉へ逃げますが殺されてしまいます。こうして尊氏と直義の対立は終わりました。